ミッキーマウスのこと。
ミッキーマウスが好きだ。
もうこれはとにかくフィーリングで愛してるものなんだけど、ちょっと文にしてみようと思う。本当に好きだから。
小さい頃からよくディズニーランドに連れて行ってもらっていた。
私が一歳児くらいの時に私を連れて行った母が、まんまと魅了されて、Dオタと化してしまったからである。
だいたい1年に1回は行っていた。
思い出すのは、小学生の頃鍵で家に帰ったら
「来月ディズニーランドに行くよ♡」という母のメモがあって飛び跳ねて喜んだこと。幼心に、本当にディズニーランドが好きだった。
その後もずっと家族で通った。
大学生の頃には、もう本当に母も父も嫌で嫌で仕方なくて、当日の朝にも喧嘩して「ディズニーランドなんか行きたくない」と言っていたのに
母と一緒にみた爽涼鼓舞(当時そういうタイトルの、伝説になるほどすごいクオリティの夏イベがあった)で全て吹き飛んで
ただの2人のDオタとして仲良く行動したことなんかもある。
とにかく、ディズニーランドにはそんなパワーがあるのである。
そんな大学生の頃、私はミッキーが1番好きだと気付いて
お金も時間も注ぎ込む立派なミキオタになった。
ミッキーマウスは可愛い。
ミッキーは、絶対に誰にでもわかるような言葉で大切な事を教えてくれる。
今でも心に残っているクリスマスのショーがある。
見たのは小学生の時なはずなんだけど、なんとも心に焼き付いて離れないセリフ
「ねぇミッキー、サンタクロースは
どこからやってくるの?」
「サンタクロースは、遠い北の国からやってくるんだよ。みんな、目を閉じてごらん」
ミッキーは絶対に誰にでもわかるように、大切なものを教えてくれる(2回目)
そして、不必要なものは挟まない。
ミッキーは、僕はこう思うとか、僕はこうじゃないと嫌だとかは絶対に言わない。
なんとなく教祖っぽいけど、私はそれを
ミッキーはみんなに色んなものを与える使命があるから敢えてそうしていると解釈している。
サービス精神も非常に旺盛で、今毎日4〜6公演をこなしている「BIG BAND BEAT」というショー(通称BBB)でも
調子がいい時にはアドリブ満載のパフォーマンスをする「神ミッキー」が降臨する。
また、とても粋な所も魅力。
オリジナルキャラの人間2人が主役で、個人的にはあんまり面白くないショー「オーバー・ザ・ウェイブ」
この人間2人は、病気のお母さんに会いに行くために密航している兄妹である(一行で表せてしまうあたりなんとも陳腐なストーリーなんだけど…)
ストーリーの最後、イタリア行きの船への密航がバレた2人に対してミッキーはなんと
「これは君たちへのプレゼントだよ!イタリアからの帰りの切符。
君たち2人の分、そして、君たちのママの分!」
と大胆なプレゼントをしてしまう。
これを見るたびにリアルに大号泣するし、胸が苦しくなるし、泣かなかった試しがない。
なんかもう、犯罪は犯罪だとか、密航に目を瞑るんか?とか、そもそもなんで人間が乗りまくってる船の代表がネズミなんだ、とかどうでもよくなるくらい、
全てを超越する完璧な愛を持っているのがミッキーなのである。
・気取らないけど核心を突く絶対的な愛
・小さな動き、発言、どこを取っても愛される
・なのにどこか人間らしい(特にミニーの前では)
ミッキーは、常にみんなの心に語りかけるような話し方をする。
とにかく変化し続けて、
且つ変わらないものを与えてくれる存在でい続けてくれる。
そんなアイドル、私は他に知らない。
余談にはなるけど、私はディズニーランドもディズニーシーも大好きで通い続けた結果
都心でしか得られない経験をできたし、都心でしか会えない人にも会えたし、都心でしか得られない価値観を得た。
趣味は私をいつも幸せに導いてくれるから、
東京ディズニーリゾートをいつも素晴らしくし続けてくれるイマジニアさん・キャストさんにはすごく感謝している。
そして、1人でミッキーとのグリーティングに通ってぺちゃくちゃお喋りしていたら
着ぐるみや、赤ちゃんとか子供と対話するスキルが身についた。これは本当にすごいし、感謝している。言葉を持たないものとも話せるようになった。
あとは何より、私が個人的に何かを失っても
TDRは閉館しないし、ミッキーはそこに居続けてくれる。
これがどれだけ私の生きる希望になっているかわからない。
人間のアイドルや芸能人では、あり得ない幸せだと思う。ミッキーがいればそれでいいし、ミッキーを永遠の存在にしてくれている人たちっていうのも勿論存在している。
本当に本当に、感謝しています。
とりあえず今月末また会えるので、そこで私はまた新しい経験をするんだと思う。
待っててディズニーリゾート。
待っててミッキー!
今回はここで終わり。愛を語る記事でした。